2008年11月30日

インターネット講習会「ホームページをもっとわかりやすく!」 @ ウェブ

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今日は、日本アイ・ビー・エム 広島事業所で開催されたインターネット講習会「ホームページをもっとわかりやすく!」に参加しました。

今回の講習会では、ウェブアクセシビリティに関しての講演の後に、視覚障害者と晴眼者(視覚に障害のない人)がペアになって、ソーシャルアクセシビリティを体験する事がメインとなった講習会でした。

ソーシャルアクセシビリティに関しては、別なところに書いた自分の文章を転載しておきます。

----------ここから

画像のalt属性が記述されてないウェブページは、ホームページリーダーなどの音声読み上げソフトで正しく読み上げてくれない、もしくは何も読み上げてくれない為、視覚障害者に情報が正しく伝わらない事があります。これらの問題を解決する仕組みを提供してくれるのが、Social Accessibility Project(ソーシャル・アクセシビリティ・プロジェクト)です。

簡単に仕組みを書くと、ユーザー(視覚障害者)がSocial Accessibility Toolやブックマークレットを使用して不具合の有ったウェブページをSocial Accessibility Projectに報告します。その報告をサポーターが見てSocial Accessibility SidebarをインストールしたFirefoxで修正を行い、登録します。修正後にユーザーが再びウェブページを訪問し、Social Accessibility Toolやブックマークレットで「メタデータを適用する」を実行するとalt属性にテキストが入るなど、修正した形で閲覧する事が出来る様になります。

ウェブアクセシビリティの不備は、本来ならばそのウェブページを作った制作者が修正すべき問題だと思うのですが、現実問題として対応してくれないケースも多いと思われ、Social Accessibility Projectの様な第三者の工夫で対処するというのが、もしかすると現実的なのかもしれません。

----------ここまで

講習会では、このソーシャルアクセシビリティのツールを視覚障害者の方と共に、用意されたノートパソコンにインストールして、使ってみました。その後、晴眼者だけ別室に移り、FirefoxにSocial Accessibility Sidebarをインストールして、これを使用した不具合の修正を体験しました。

自分自身、IBMの「Webアクセシビリティー認定アドバイザー」資格を持っているのですが、恥ずかしながら、ホームページリーダーを使った事がなければ、障害者とこの様な事に関して話をした事がありませんでした。今回、私とペアとなった障害者の方と講習会前にも少しお話しをしたりして、非常に勉強になりました。現時点での状況が分かったりしたので、参加して良かったです。

最後に、今日の関連ページを列挙しておきます。

VICホームページ 広島市視覚障害者情報支援センター
>>関連リンク

IBM ホームページ・リーダー Windows版 3.04 - Japan
>>関連リンク

スクリーンリーダー(Screen Reader)PC-Talker Vista
>>関連リンク

JAWS for Windows Professional Ver.8.0 日本語版
>>関連リンク

IBM 東京基礎研究所-TRL - Japan
>>関連リンク

Social Accessibility Project
>>関連リンク

情報収集している過程で見付けたページも書いておきます。

FrontPage - Webアクセシビリティ入門Wiki
>>関連リンク

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