2011年04月11日

Adobe CS 5.5 @ Mac

Adobe CS 5.5が発表されました。何となくそうかなと思ってましたが、やはりバージョンアップは有料なのね。しかも、使っているのはPremiumなので、料金が高いなぁ。0.5のバージョンアップはもう少し安いかと思ってた。

今回から、サブスクリプション形式での購入もできるようになったのですが、料金的には微妙。今後のメジャーバージョンアップは24箇月毎に変更になるとのことなので、買ったほうが断然お得に見えますが、間で中間バージョンが公開されるらしいので、0.5のバージョンアップで料金が発生する場合、状況がちょうっと違う。新規でWeb Premiumを買って、1年後に0.5のバージョンアップがあるとすると、おそらく225000円+56000円で281000円。サブスクリプションだと2年の契約で11000円*24箇月で264000円。若干サブスクリプション版が安いが、新規でパッケージを買った場合、店頭割引や、ポイント還元もあるので、実は大差ない。

しかし、これは新規で買った場合。問題はずっとこれまで使い続けているバージョンアップの場合だ。メジャーバージョンの時の価格が、どの程度になるのかで違ってくるのだが、Web Premium CS5は一つ前のバージョンからの更新で10万円にはならないがそれに近い価格。中間バージョンが、5万円強の価格だとして、2年間で15万円ほどになる。この計算が間違ってなければ、現時点でCSを使っている人は、価格面ではサブスクリプションへ変更する必要はなさそうだ。

さらに言えば、サブスクリプションは、年間132000円がずっと発生するので、長期にわたって特定のAdobeのCSを使う場合には、お得とは言えない。とはいえ、短期で急にAdobeのソフトが複数必要になった場合などは、一箇月単位での契約ができるようなので、一時的にサブスクリプション版を購入して使うというのはありなのかもしれない。また、使うソフトが作業の内容や期間によって大きく偏る傾向がある場合も、必要なソフトだけレンタル感覚でひと月だけ契約する方が、経費削減になるのかもしれない。会社でこんなことをすると、貧乏臭くて「うちの会社は大丈夫か?」と社員に思われるかもしれないが・・・。

最後に一つ、気になる買い方がある。それはライセンスプログラムです。サブスクリプション版が新たに登場したことでTLPのアップグレードプランが今までと同じような形で提供されるのかわからないのだが、中間のバージョンアップ料金よりも少し高いが、メジャーバージョンアップの時の料金よりは安い価格で、2年間最新版が使える。バージョンアップの間隔が18箇月から24箇月に変更されて、間で中間バージョンが公開されるとなると、断然お得だ。毎回バージョンアップする場合に比べて、おそらく半分以下の出費になる。ちなみに同一バージョンからアップグレードプランを購入することはできないようなので、今ならばCS4を持っている人は、CS4からアップグレードプランを買うのがお得な気がします。もしかすると、CS6までも一度のアップグレードプランの購入でバージョンアップ出来るかも?

そういえば、今ならば、CS5を買うと5.5へは無償アップグレードだと思うので、新規に買う人は、それが一番お得ですね。上記の説明は、メジャーバージョンを買ったあとで、有料のマイナーバージョンアップがある場合を想定しているので、5.5を買った場合の次は、メジャーバージョンアップになるので、計算が違ってきます。ご注意ください。

CS5.5 マルチスクリーン | Adobe Creative Suite 5.5 ファミリー
>>関連リンク

アドビ、「CS 5.5」の国内価格を発表--サブスクリプション版も提供 - CNET Japan
>>関連リンク

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