2010年03月16日

Adobe FLASH PLATFORM CAMP Tokyoの感想 @ Flash

物凄く、内容が濃かったですね。アムステルダムのFITCの時は、当然のことながら翻訳がなかったので、自分の英語力の為、理解度が10%位だったのですが、今回は、同時通訳があって、非常に良かったです。しかもこの翻訳の人。凄かった。事前に可成りFlashの事を勉強されたのか、それとも翻訳のプロだから、内容を理解していなくても、翻訳出来てしまうのか、分かりませんが、専門用語が飛び交う中、素晴らしい仕事をされてました。

Adobe FLASH PLATFORM CAMP Tokyo
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では、ここからは個人的なメモです。(笑)

先ずは、Lee Brimelowさん。Flash CS5とFlash Builder 4の紹介。知らなかった事も結構あって勉強になった。ファイル形式がXML。コードスニペットが便利。FLVの扱いが簡単になって再生しながらプロパティが変更出来たりキューポイントもFlashだけで出来る様になった。フォントのエンベッドが簡単に管理出来る。

Flash CS5のエディタのコード補完。スニペットの紹介(ビヘイビアとかTwitterで書いている人が居ましたけど、ビヘイビアは、後でプロパティとか変更出来ますけど、スニペットはコードの断片が簡単に挿入出来るだけなので、ビヘイビアとは別物ですね)。

TLF。inDesignと同じような機能が実現されているらしいのだが、inDesignを使ってないのでよく分かりません。次に、日本語のサンプルをニュースサイトから持ってきてましたけど、警視庁の不祥事記事だった模様。会場から笑いが起きてました。縦書きのデモをしたかっただけなんだろうけど、不適切でしたね。(笑)

パターン描画ツール。こんなツールがあったんですね。知らなかった。このブラシは全部Javascirptで書かれているらしい。何だかこの機能は、FreehandのPostscriptでのラインとか思い出します。パターン描画ツールを使えば、ビルとか樹木とか簡単に書けるようです。この辺の機能はIllustratorにもあるのかなぁ。Javascirptで書ければ、Illustratorでも欲しいよね。

ファイル形式。XMLベースになったので、Subversionでも管理がし易くなった。ただ、今までのバイナリーに比べて、ファイルサイズは大きくなりそうな気がするなぁ。読み込みは、バイナリーが圧縮されていたら、その展開と、XMLのパースがどちらが早いかって事だろうなぁ。取り敢えず今のところはXMLである事のメリットは、一人でやっている分にはよく分からないかな。

動画。ライブで編集出来るとかキューポイントの追加。

フォントのエンベッド。埋め込みフォントの管理。

Flash CS5とFlash Builder 4の連携。何故か上手く行かなかったようです。これ、見たかった人が多かった思うんだけどなぁ。Flash Builder 4で、Flash CS5と同じようにCmd+Enterすれば、プレビュー出来るって事だったと思うんだけどなぁ。口頭での説明だけになってました。

FXGのエクスポート。Flash CS5で書き出して、Flash Builder 4で表示してました。コードにs:を追加してましたけど・・・。更にIllustratorでも使用可能らしい。

ここで質問タイム。Flash Player 10.1のデバッグプレーヤーの質問している人が居ましたけど、既にありますって回答で終了。

Adobe Labs - Downloads: Flash Player 10.1
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Q:TLFに興味があり、iPadの対応は?
A:対応時期は未定。Appleにテストを求めるも返事無し。

Q:スニペットのコメントの日本語対応は?
A:後で確認。

Q:ブラシ関連の質問
A:まだドキュメントがない。準備中らしい。

The Flash Blog
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2番手は、元Papervision3Dの開発者のRalph Hauwertさんです。デモとか含めて凄かったです。FITCで見た様な奴が多かったですが、3Dの解説が、同時通訳のお陰でかなり分かりやすかった。途中から3DCGの基礎講座みたいになってましたが、それはそれで、どんなアプローチをしているのかが分かって非常に良かったですね。今回も言われてましたが、レンダリングの演算はPixelBenderなんですね。いろいろと計算が沢山必要なところで度々登場するので、本気で勉強した方が良さそう。とは言え、最もパフォーマンスを上げたい場面では使えないのが難点ですね。

それにしてもFlashでレイトレーシングしてしまうのはやはり凄すぎだ。昔のゲーム機って3Dになっても影って、処理が重いので省かれたりしてたけど、Flashで処理能力的には超えてしまうって事なんだろうなぁ。

UnitZeroOne
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3番手は、Mike Chambersさん。Packager for iPhoneの話し。事例紹介して、実際にFlash CS5でのサンプルを見せながら開発の状況の解説。Device Centralで動かしてみたりして、実機でも動かしてみる。さらにパフォーマンスの話し。Object Poolingとか、自分の場合、何となくそうなってしまっているとか、知っている話しもありましたが、イベント関連の所は、あまり意識がした事がなかったので、勉強になりました。

Mike Chambers
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mikechambers's Profile - GitHub
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gskinner.com: gBlog: AS3 Performance Testing Harness
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4番手は、fladdictこと、深津貴之さん。直接的なFlashの話しというよりも、Flashでプロトタイピングして、それからObjective-CでiPhoneアプリを作るみたいな話し。ただ、途中、面白そうな所で、会場のネットワークの影響なのか、Ustが落ちました。良いところで、見られなくなり残念。その後復活しましたけどね。

fladdict
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5番手は、Quasimondoこと、Mario Klingemannさんは、Flashを使った作品の解説。数学的なアプローチとか面白かったです。紹介された手法はライブラリー化されているらしい。入手できるようなので、今度試してみたいです。

Quasimondo - Mario Klingemann's Flash Blog
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quasimondolibs - Project Hosting on Google Code
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6番手は、新藤愛大さんは、Flash Player 10.1とAIR 2の新機能紹介でした。他の人が派手なプレゼンの中、ちょっとトーンも落ち着いた感じでしたが、色々と参考になりました。まずは、マイクのSAMPLE_DATAイベント。単に、スペアナを表示するだけだったら、FFTしなくても・・・なんて思いましたが、純粋に、波形を表示したり、色々と応用が出来るので、気になる部分でした。実際に、ちゃんとFlashで波形が表示出来たりするんですね。音声認識とか面白かった。これって左右別々に取れるのだろうか?オシロスコープが出来るならば試してみたいなぁ。

次は、Global Error Handlingの話し。Flash Player 10.1からのエラー周りの事と、AIR 2からのSocketサーバーを組み合わせた内容でした。

そして、AIR 2のNativeProcess。これは外部のアプリが起動出来るって奴ですね。Flashの場合、プロジェクターのfscommandのexecで出来た様に思うのですが、特定のフォルダーにあるモノだけなので、結局使い勝手が悪かったんですよね。でもは、mxmlcを動かして、AIRでwanderfl擬きをされてました。

ところで、使用されていたエディターは何?トマトを上から見た様なアイコンだった。

BeInteractive!
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最後は、Erik Natzkeさん。だったのですが、今日は頭が痛くて、なんとかココまで薬で耐えていたのですが、完全にアウト。まともに見られなくなってしまいました。ScreenFlowで録画はしたので、後で見ます。

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以上、メモに感想を交えて書いてみた。

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