2012年12月20日
Vuforia 2.0 @ iOS
ついに出ました。Vuforia 2.0が。
Vuforia 1.5は、Unity 4.0に対応してなかった為、書き出したあとにXcodeでコードを修正して動かしたりしてましたが、これで余計な事をしなくて開発が出来る様になりました。
今回は、メジャーバージョンアップだった事も有り、新機能も幾つか有ります。開発する上で一番の便利機能は、Unityのエディター内でMacのウェブカメラを使ってARのプレビューが出来る様になった事。MacBook Pro本体のカメラでも勿論OKですが、外付けのウェブカメラも認識します。VuforiaのビデオでもLogicoolのカメラが使われていたので、持っているC910を試してみたら問題なく使えました。
次に、これは試してないのですが、Cloud上のマーカー(イメージターゲット)を認識する様です。これは無料でも制限付きで利用出来る様です。
ちなみに無料のプランの場合、1000個までのイメージターゲットを登録出来て、一日のVuforia Web Services API (VWS API)のコールが1000件まで、それからこれは認識の回数なのかな、アプリケーションあたり月間3000回って制限も有る様です。
有料の方は料金などが書かれてある所が分らなかったので不明ですが、イメージターゲットは100万件以上。Vuforia Web Services API (VWS API)のコールは無制限。料金は認識回数で変わるのかな?ちょっとよく分かりませんが、マーカーのイメージとして100万件も登録したり管理したりは、流石に今のウェブブラウザベースだと辛い気がします。API経由で自前の管理システムと連携出来たりするのかな?
Cloud上のイメージターゲットを使うため、オンラインである必要が有るし、認識もちょっとだけ時間が掛かるみたいです。エンターテイメント系だとちょっと辛い気がするけど、実用系のアプリだと凄く良いかも。そんな事を考えると、フレームマーカーの様に事前に登録しておいてくれて使えると良いんだけどね。例えば、音楽CDのジャケットとか、本の表紙とか、ジャンルを分けてでも登録してあり、認識するとISBNが帰ってくるみたいな仕組みだと、物凄く便利な気がする。Amazon辺りと連携してやってくれないかな。
以上の二つが、大きな変更点かな。VuforiaのサイトがBootstrapなデザインのサイトに成ったとか細かな事は有りますが。w
Unity版を基準に書いてしまいますが、使い方に関しては、以前と大差ない感じです。若干違う所も有るけど、Ver 1.5を使っていた人は戸惑う事も無いと思います。ただ、現状UnityのアセットストアにはVer 2.0がまだ無いので、公式サイトからダウンロードしてインストールしましょう。
Vuforia Developer Portal
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