2009年07月25日
音声認識エンジン「Julius」のインストール @ Mac
音声認識エンジン「Julius」をインストールしてみたので、そのメモ。
まずはJuliusのページでソースをダウンロードしてきます。Juliusのページの右にある「Quick Download」の所の「Source (tarball)」をクリックして最新版をダウンロードします。ちなみにこれを書いている時点での最新版は4.1.2です。
大語彙連続音声認識エンジン Julius
>>関連リンク
■手順
・ダウンロードしたjulius-4.1.2.tar.gzを解凍
・ターミナルを起動して、ディレクトリー「julius-4.1.2」へ移動
・./configure
・make
・sudo make install
上手く行けば
/usr/local/bin/julius
にインストールされているはず。実行すると
Julius rev.4.1.2 - based on
JuliusLib rev.4.1.2 (fast) built for i686-apple-darwin
Copyright (c) 1991-2009 Kawahara Lab., Kyoto University
Copyright (c) 1997-2000 Information-technology Promotion Agency, Japan
Copyright (c) 2000-2005 Shikano Lab., Nara Institute of Science and Technology
Copyright (c) 2005-2009 Julius project team, Nagoya Institute of Technology
Try '-setting' for built-in engine configuration.
Try '-help' for run time options.
こんな感じに表示されます。
これではまだ動かないので、「Juliusディクテーション実行キット」をダウンロードしてきます。
Juliusディクテーション実行キット
>>関連リンク
ダウンロードしてきたファイル(dictation-kit-v3.2.tar.gz)を解凍します。dictation-kit-v3.2の中にfast.jconfが有るので、このパスを指定してjuliusを起動します。
julius -C /Users/(ユーザー名)/Downloads/dictation-kit-v3.2/fast.jconf
こんな感じ。
設定がfast.jconfに記述してある様なので、設定を変えたい場合はこれを書き換えればよいのかも。
以上で、実行する事は出来たのですが、思っていた以上に精度が良くないです。音声合成と組み合わせて、「○○○って言った?」みたいな事をして、対話形式で正しく認識するまで喋って貰うなどすれば、使えるかもしれませんが、講演会などでリアルタイムの字幕システムみたいな事には使えそうにないです。残念。
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