2005年11月10日
Mac OS Xの音声認識 @ Mac
Mac OS Xに音声認識が有る事は知っていたのですが、今まで全く使って無くてどの程度使えるのか分かっていませんでした。たまたま音声合成の設定を開いたときに何となく音声認識も試してみたら、意外と使える事に気付いてしまいました。(他にやらねばならない事が沢山あるのに填ってしまった。)
音声認識のデフォルト状態では用意されているコマンドが少ないので、お世辞にも実用的とは言えないのですが、define keyboard commandと喋って、自分でショートカットなどを割り当てる事が出来るので、自分の使いやすい様に簡単にカスタマイズ出来ます。
ウェブブラウザ(Firefox)の場合は/Users/(hogehoge)/Library/Speech/Speakable\ Items/Application\ Speakable\ Items/firefox-binの中にウェブインターネットロケーションファイルを置いて、ファイル名を喋るだけでウェブサイトが開きます。ウェブインターネットロケーションファイルはFirefoxのURL部分をドラッグしてFinderの所定の場所でドロップし、ファイル名を変更するだけで利用出来ます。Safariも同じ手順で利用出来ます。他のブラウザは未確認。ただ、これだけでは使い勝手が悪いのでヒストリーで戻ったり、進んだりを登録し、他にも幾つかのショートカットを登録するとほぼパソコンを触ることなくウェブサイトの閲覧が出来る様になります。結構面白いです。(^_^)v
それから、Speakable Itemsフォルダーにはアップルスクリプトを置く事も出来ます。複雑な処理などを喋って実行する事も出来るのでかなり面白い事が出来るかもしれません。取りあえず、自分としてはスリープをさせてみたくてアップルスクリプトを書いておいてみたのですが、どうもスリープはダメっぽい。スクリプト単独ではちゃんと実行出来るのですが、音声認識で起動すると全く反応しません。残念。スクリーンセーバーがデフォルトで用意されているので、スリープも出来ると便利だと思ったのですが、ダメっぽい。
色々と試して分かったのですが、短いコマンドは誤った認識が起きる事が多いです。発音が下手なだけかもしれませんが、色々と試しているときについつい「ダメじゃん」なんて声に出したりしていたら、設定済みの「enter」に反応します。(^_^;)
更に分かった事ですが、ICレコーダーに録音したモノでは認識してくれません。これは何故なのか不明。コマンドを実行するための音声認識開始のキーワードがデフォルトでは「computer」に成っているのですが、この言葉の発音が下手なのか最初はなかなか認識してくれなくて認識させるために上手く行った発音の所を再生して使おうと思ったのですが、ダメでした。結局何度がやっている内に上手く行く様になったので、その必要もなくなったのですが、録音したモノがダメな理由が気になります。
意外と使える事が分かった音声認識なので、完全にワイヤレスで使える様になると格好良いですよね。この為だけに買うのはどうかと思いますが、Bluetoothのヘッドセットが有れば、遠隔操作出来て面白そうです。
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